CHARM

報告 report

2023年8月の活動報告<一部>

みなさん、こんにちは。 2023年8月にCHARMが行った活動の一部をご紹介します。 ●「多文化キャンプ」報告 8月19日(土)20日(日)、コロナの流行により中止をしていた多文化キャンプを4年ぶりに行いました。参加者は19名で、うち新規の方が3名、とても久しぶりにご参加いただいた方も数名いらっしゃり、久々の再会に女性たちはみんな笑顔がこぼれていました。 特に今年はミュージカル「RENT」の主題歌である「Seasons Of LOVE」をコーラスで歌いたいという女性からの希望があり、2時間ほど猛特訓したあと夕食後に発表の場を設けましたが、歌によって女性たちの連帯感がより一層深まったように思います。 今年で14回目の開催となった多文化キャンプでしたが、コロナによるブランクがあったにも関わらず女性交流会の進化を感じた2日間でした。

2023年7月の活動報告<一部>

みなさん、こんにちは。 2023年6月末~7月にCHARMが行った活動の一部をご紹介します。 目次 (1) 「そよかぜ」より新しく“つむぐ”の集まりを開催しました。(2023年6月末頃からスタート) 高齢化が進む中、「そよかぜ」とかかわりを待つ陽性者の方々も昨日まで出来ていることが出来なくなっている身体の現状や、物忘れや理解力の衰えなど認知機能が低下している事に気が付く日々が増えている。第三者には実感として理解しくにい身体的、精神的な「老い」を感じながら、その不安などを誰にも話すことが出来ずに生活を営んでいる人々は多いと考える。 さまざまな不安を抱える高齢者の方々が集まって、共に語り合う事で老いることへのそれぞれの不安を受け止める事ができ、個の問題を前向きに捉えることができるのでないだろうか。また、繋がる中で一人ではない事が実感でき、今後のQOLの向上にも繋がると考え6月に第1回を開催しました。小さな集まりですがお茶を飲みながら楽しく過ごすことができました。(報告:三田) (2) 京都外国語大学学生のCHARM訪問 (2023年6月29日) 6月の終わりに、京都外国語大学2年生の女子2名がCHARMを訪れました。 日本への移民および難民の方々にアンケート調査を行い、健康との関連性を考えていくYGRP(The Young Grobal Researcher Project)というプロジェクトに参加していて、日本国内で外国人を支援しているNGOを訪問してインタビューを行いたいという希望をメールでいただいていました。 スペイン語学科在籍中という二人は、日ごろから外国人留学生と接する機会を持っているということで、このプロジェクトへの参加の意気込みを熱く語ってくれました。日本、マレーシア、ジンバブエ、メキシコ、インドネシア、フィリピンの大学6校が協定校として、それぞれのテーマに従った調査を行っているとのこと。彼女たちは中間発表ではメキシコの大学の学生と、お互い調査した内容を発表し合い、最終的には1冊の冊子にまとめるそうです。 これまでほとんど知識がないという二人は、交互にあらかじめ準備してきた質問を準備していて、当日は、事務局長の青木、相談担当の竹野、相談員のマスム、そしてわたしの4名がそれぞれの立場でインタビューに答えていきました。 全て英語で書くという報告書が出来上がれば送ってくださるとのことなので、楽しみに待ちたいと思います。(報告:庵原) (3) CHARMブッククラブ(2023年7月1日) 7月1日 14:00-16:00 移民に関する本を読み感想を話し合った。7月の参加者は3名でした。 次回以降の予定9月2日 14:00-16:00 「HIV/エイズ」に関係する本を持ち寄り話し合う。 10月7日 14:00-16:00 「50年 理想の精神医療を求めて」佐藤忠宏著 幻冬舎。 ご興味のあるCHARMERのみなさんにもご参加いただけます。

2023年6月の活動報告<一部>

みなさん、こんにちは。 2023年6月にCHARMが行った活動の一部をご紹介します。 目次 <2023年6月> (1) 2023年CHARM会員総会を開催しました。(2023年6月17日) 年に一度の会員総会を実施しました。 今回は4年ぶりに対面を主とした会でした。遠方の方や時間が限られている方はリモートでの参加を可能としました。 在日大韓基督教会大阪北部教会を会場としてお借りし、30名以上の方にご参加いただきました。そして、9名の方がリモート参加でした。 会員総会で2022年度事業報告、決算報告、2023年度事業計画案、予算案が承認されました。 後半のパネルディスカッションは「マイノリティが健康に暮らすためにNGOが果たしてきた役割」を3人のパネラーが違う視点で、これまでそれぞれが担ってきた役割について話していただきました。 パネルディスカッション終了後の約30分間は、お茶と交流時間とし、インド本場仕込みのチャイやCHARMがホームページで10言語の情報を提供していることに因んで10カ国の茶菓子を準備し、数年ぶりに参加者同士で会話を楽しみました。 会員総会にご参加くださったみなさん、ありがとうございました。(報告:POP) (2) 大手前大学大学院国際看護研究科学生の研修受け入れ (2023年6月13日) 大手前大学大学院国際看護研究科からの要望で「外国人母子医療について」の研修会を行った(大学院生1名、先生1名)。外国人の母子医療について、話が聞ける団体を探していたところ、女性活動も行っている事を知り連絡が入る。研修会前よりCHARMに対する質問内容も添えられており、学生さんの熱心な気持ちが伺えた。 CHARMでは、当初より母子医療への関心が深く、当時「保育現場で働く人へ」の冊子を完成している。白野倫徳医師たち、川上信(めぐみ保育園長) 等多くの方々、創設者の榎本てる子(故)そして編集に関わった青木理恵子(今回研修講師)達が関わっている。他国に比べて遅れていた日本におけるHIV母子感染予防策を保育園に普及していった経緯などの話から始まった。2000年初期頃、陽性者である母子の偏見は大きく、子供の相談すらできない環境にあった事やそのためにHIVの正しい知識やスタンダードプリコーションのガイドラインを普及させた内容であった。またCHARMで継続されている陽性者女性交流会について。女性交流会ではみんなが協力して作成された「あなたへのメッセージ」「つむぐひと」「日本で出産・子育てする外国人親のみなさんへ」1冊々に、交流会の方々の思いが完成に繋がっている。また、2019年「外国人母子保健に関するCBPRから見えてくる(地域社会と外国人)」の研究発表なども興味深かった。研修内容は当時の女性たちが誰にも話せない現状を少しずつ変えていったCHARMの歩みを垣間見た研修会であった。 学生さんからの感想は、在日外国人はHIV感染症について周囲の理解が得られにくい事、偏見の目がある事、日本に住む外国人女性を取り巻く現状や困難を知る機会となった。今後の研究に関しても相談させてほしいという内容を寄せられた。(報告:三田) (3) HIV/AIDSと偏見・差別について考える (2023年6月24日) 2023年6月24日エル大阪で行われたカトリック中央協議会HIV/AIDSデスク主催の勉強会「まず知ることから-感染症医療現場からのメッセージ-」にCHARMから7名が参加しました。 この勉強会は、HIVに伴う偏見・差別について考えるということを主なテーマとして、CHARM理事の白野さんが主題講演者をされました。 感染症の最前線でこれまで多くの感染症の診療を医師として行ってこられた白野さんは、感染の種類と感染の経路についての正しい知識と誰でもどこでも実践できる「標準的予防策」が必要であることを分かりやすく説明されました。どのように感染するかを正しく理解していればそれに対する対策さえしていれば怖いことはないということを強調されました。 二人目の発題者は、平良愛香さんが偏見・差別について自分が沖縄出身者としてまたゲイとして、またHIV陽性の方を友達として身近に関わってきた中で考え反芻してきた偏見・差別についての分類の私案を提起されました。 印象的であったのは、2人とも自分の中に偏見・差別の意識があることを話されたことです。改めて差別とは何なのかを少人数でそれぞれの経験と重ねながら話し合いました。話し合いから感じたことは、誰でも知らないことがある、分からないことに恐れを感じることは自然、それを越えていくのは人として出会って知り合いその人の中にある力や歴史を知ることしかない。 社会が寛容になり色々な背景が当然とされていない日本社会の中で少数者の存在は見えず、少数者も公表をすることができない悪循環があります。少数者の人たちに公表を強いるのではなく、みんなが一歩踏み出して人と出会う機会を通して人として出会うことができるのではないでしょうか。

2023年4月&5月の活動報告<一部>

みなさん、こんにちは。 2023年4月、5月に行った活動の一部をご紹介します。 <2023年4月> ●「JICA事業 成果報告会&現場視察」に参加しました。(2023年4月18日) 大阪NPOセンター主催の「JICA事業 2022年度成果報告会&現場視察」に参加しました。 この数年、CHARMはこの事業運営支援講座を受講してきました。2022年度は「広報」についての運営支援を受けました。 今回の報告会は2022年度に事業運営支援講座を受けたCHARMスタッフが出席し、CHARMの広報活動における改善計画や実施内容を発表しました。 CHARM以外に大阪NPOセンターより事業運営支援を受けているその他の団体も活動内容を発表され、他団体の活動内容も知ることができました。とてもいい刺激を受けました。(担当スタッフ:POP) ●(タイ)Mahidol大学のPattaratida研修医師が来所されました。(2023年4月18日) 4月に大阪総合医療センターに短期研修で来日されたタイのMahidol大学のPattaratida研修医師がCHARMに来所されました。 CHARMの活動内容、日本における医療制度・HIV診療体制、外国人陽性者が置かれている状況について紹介しました。 日本と海外の医療制度やHIV診療体制が異なっているため、日本の制度がなかなか理解できなかったが、だいぶ理解できるようになったとのことでしたので、よかったです。(担当スタッフ:POP、青木、竹野) <2023年5月> ●大手前大学国際看護学部での外国人患者模擬研修を行いました。(2023年5月11日、18日) 5月に2週にわたって大手前大学国際看護学部での外国人患者模擬研修に、外国人模擬患者役の方を引率して参加しました。 日本語が話せない、英語を話す患者役を集めてほしいと依頼されたのは1か月ほど前。心当たりの方は既に予定が決まっている方が多く、患者役探しにとても苦労しました。 また、コロナ感染や体調不良で直前に患者役の変更もあり、コーディネーターとしては冷や汗の連続でした。 ボランティア希望者、他団体紹介者、通訳紹介者など、フィリピン出身者3名、ブラジル/カナダ/スペイン/アメリカ合衆国/シンガポール出身者各1名が、演技力をいかんなく発揮してくださいました。それぞれが自分が患者、通訳者として医療の現場で体験したことを盛り込み、時には驚くような情熱をもって、時には冷静に学生と対峙されていました。 多くの患者役の意見は、わからなければもう一度言ってほしいと頼んだり、医師に確認しますと返事をすることが大切だということでした。 学生さん達が看護師になって外国人患者を迎えたときに、どのような態度で、どのようにコミュニケーションをとればよいのか考える一助になってくれることを期待しています。(担当スタッフ:庵原)

<報告>移住とHIVアジアフォーラムが開催されました。

これまでお知らせしましたが、11月23日(祝・水曜日) 15:00-18:00に「移住とHIV アジアフォーラム  Asian Forum on HIV and Migration」を開催しました。 ベトナム、台湾、タイ、ミャンマー、インドネシア、韓国、日本で活動している7カ国のNGOのパネリストから 1.各国の移住HIV陽性者が継続診療につながるまでのステップ 2.各NGOがどのように移住HIV陽性者を支援しているのか の内容を紹介していただきました。 参加者のみなさんからもたくさんの質問をいただき、後半は質疑応答の時間となり、パネリストのみなさんからたくさんのお話が聞けました。 今後は支援団体同士での情報共有を継続することとなり、また今回のHIV医療情報を各NGOのHPに英語及びその国の言葉で掲載することになりました。 移住HIV陽性者が安心して海外生活を送れるように今後もサポートしていきたいと思います。 情報掲載ができましたら、またお知らせします。 <報告>移住とHIVアジアフォーラム 全体  51名 参加国:日本を含む7カ国 ・参加者 37名 ・パネリスト 7名 ・スタッフ  7名 ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。今後ともCHARMの活動へのご参加、ご支援、よろしくお願いします。

「Social Connection・つながり」2021年2月開催のご報告

みなさん、こんにちは。 毎月、第2土曜日に「Social Connection・つながり」を開催しています。 2月は13日に開催しました。開催の報告をさせていただきます。 第9回Social Connection-つながり- 日時:2021年2月13日(第2土曜日)15:00-16:30 トピック:「他人に迷惑をかけてはいけない?迷惑は当たり前?」 参加人数:15 名 ◆話題提供 ・お店でフィリピン料理を作る仕事をしている。 ・学校の中だけ母語支援の一環で、通訳と翻訳の仕事もする。 ・フィリピン人はとてもフレンドリーなので、悪気がないけど名前や電話番号をすぐにきくのが普通。だけど日本では距離がある。 ・誰かを助けようと思ったら自分のコネクションを使って助けることが出来るけど、学校の中ではそれを使うことができない。 ・日本はマナーがありすぎて、壁があり、助けたいのに助けられないことがある。 ・フィリピン人は裏がない。日本人との付き合いの中では表面と裏では考えが違う人がいるので、すごく気を使う。 ・ある時お土産をもらった時に、もらうだけじゃなく自分もお返しをしなければならない、と言われた。フォリピンでは「あげる」と言ったらあげるだけで、見返りは求められない。 ・フィエスタではご馳走を用意して、みんなに振る舞う。誰に対してでも。自分に余裕があるのであげられる。 ・フィリピンではお客さんは自分の家族のようにもてなす=ホスピタリティ。 ・日本では親戚ですら、気を使わなければならない時がある。相手との距離を感じる。 ・近くに住んでいる人でも知らない人がいる。お互いに知り合っていれば、何かあった時に助け合うことが出来ると思う。 ・日本で感じる人との距離や壁がなくなればいいなと思う。 ◆参加者の感想 【1】外国出身参加者Bさん ・長く日本に住んでいると、だんだん日本人のことがわかるようになる。 ・フィリピン人のミサに行くと、自分はフィリピン人じゃないけど招いてくれる。自分の国もクリスチャンなのでよく似ていると思った。 ・フィリピン人は家族を大事にすると聞いた。直接の家族だけでなく親戚も含まれるので家族というものが大きい。 ・自分の国もあげる時にはあげるし、何も返さなくていいと思っている。じぶんの国も貧しい人が多いし、返すことはできない。 ・でも日本のようにお返しをするのは良いことだと思う。 ・司会:何か困った時や助けが必要な時に難しいと感じたことないか?→半額のパンを多めに買って、ホームレスの人々にあげることがあるけど、もらわない人もいた。最初はびっくりしたけど、プライドがあると思う。声をかけると喜んでくれているように思う。人それぞれだなと思う。 【2】外国出身参加者Cさん ・タイとフィリピンが似ていること上がる。政府が頼りないのでみんなで助け合うしかない。 ・小乗仏教なので、寄付やお布施をする習慣があるので、困った人は放っておかない。見返りを求めずに助ける。というのは小さいころから教えられている。 ・今回のコロナで仕事がなくなって困っている人がいる。お金に余裕のあるひとはお金のない人のためのチケットを購入し、お金のない人が来た時に無料で食事を食べることが出来る。 ・最初に日本に来たとき新幹線の自由席で、混んでいたので立っている人の荷物を持ってあげようとした時、拒否された。今であればその人が拒否した理由もわかるが、そのような違いを知ることも外国人は必要である。  

「Social Connection・つながり」2021年1月開催のご報告

みなさん、こんにちは。 毎月、第2土曜日に「Social Connection・つながり」を開催しています。 1月は9日に開催しました。開催の報告をさせていただきます。 第8回Social Connection-つながり- 日時:2021年1月9日(第2土曜日)15:00-16:30 トピック:「男らしさ・女らしさ・〜らしさ」 参加人数:11 名 ◆話題提供 ・あるネットで見た記事。その人は「女はこうあるべき」と差別を受けている人を見て、女性を支援しているうちに男性を打ち負かすことに喜びを覚えていることに気づいた。 ・〜らしさ、〜のくせに、という気持ちは誰にでもあるのではないか。自分にもある。 ・自分がゲイであることは、自分でも受け入れ難かった。周囲の人はなおさらそうではないか。 ・自分が周囲とは異質なものであると感じていた。小さい時から「男らしく」「男のくせに」「男はこういうものだ」という言葉を言われ続けてきた。 ・「らしさ」という言葉は、女性だけ、ゲイだけという特定の人のものではない。自分を何かの枠に当てはめるようなもの。 ・考え方の違い。お互いの意見をぶつけ合うことも大事ではないだろうか。 ・今はネットで自分と同じ考えの仲間を見つけることも簡単。違いがあればすぐに関係を切ることもできてしまう。 ・アメリカでは日本でいるよりも自分のことを話しやすい。アメリカはいろんな人種が集まっているのでお互いにわかってほしいという気持ちがあるからかもしれない。 ・司会:日本ではマイノリティは少ないか?見えてないか? →見えてないのではないか。マイノリティであることを言わないでいる方が良いこともある、と考えている人も多い。 ・家族にはカミングアウトしていないが、言っても理解してもらえるかどうかわからない。理解してもらえる保証もない。 ・司会:家族に言えないのは「らしさ」ということがあるのが理由だろうか →日本では「普通は〜」と言われることが多い。 ・アメリカで結婚するときは、あまりにも周囲が当たり前のように受け入れるので、びっくりして逆に居心地が悪い感じがした。どう思われているんだろう、と気になった。 ・今は人の目が気にならなくなった。日本では「じっと見られてる」感じがある。服装一つにしても「だらしがない」と言われるような。 ・司会:日本は「こうあらねばならない」というのが強いのかな? ・自分は40代なので、年配の人からは「結婚もせず何をしているんだ」というように、フラフラしているように見られていた。 ・「しっかりしたい」と思っている。40代らしく、と思ってしまう。なので自分の中にも「らしく」というのはあるし、評価してしまっている。 ・トランプに熱くなる人は「アメリカ人らしさが壊れてしまっている」と思うのではないか。日本でも移民を受け入れないのは、同じような感情があるからではないか。 ・「自分らしく」生きたいがために、それに苦しめられている。 ・司会:自分らしく生きたいということを実現するために、アメリカに移住したということ? ・そうかもしれない。 ・自分がアジア人であることをにほんでは感じなかったけど、アメリカでは嫌でも感じる。それによって嫌な思いもあったが、人に優しくなろうと思った。 ◆参加者の感想 ・日本では「あらねばならない」というのが強いと聞いたが、どうやってそれが形成されたのかと考えた。学校教育とテレビの影響が大きいのでは。表面上では「平等に」ということを言っているが、学校の先生が「男はそんなことするな」「理系に行くなら女を捨てろ」というような表現のメッセージを受け取り続けてしまう。テレビでは同性愛をテーマとしヘテロと思った人がゲイであってビックリした、というような内容で面白おかしく扱われる。 ・同性愛については「茶化す」ことはするけど、ちゃんと扱ってはくれない。アメリカでは男女とそうではない人がいるということを教えている。LGBTについても触れる。差別は許さないという張り紙もある。自分のセクシャリティをオープンにしている。 ・「くせに」という言葉に苦しんでいるように感じた。「くせに」は他人につけられる名札のようなもの。ここで課題となるのは「自己受容」ではないか。自分が自分を受け入れられるようになれば、周りが受け入れなくても、周りを変えていく力になるのではないか。私が日本に行った時に感じることは似ている。言ってることがわからない、自分の主張が伝えられないというのがある。 ・小さい頃、ランドセルは男は黒。女は赤。男子が先、女子が後、ということに「なんで?」と少しは思ったけど、そんなものかと思った。それが未だにその状況が続いていることがびっくりした。日本ではぶつかり合いがない、というのはそうだと思う。嫌われるのではないか、相手がどう思うか、ということを考えるので言いたいことが言えない。喧嘩してもぶつかり合っても良いじゃないかと思うが。そうすることで理解し合うことができるようになるのではないか、と思う。 ・日本は意見が違うことを出し合うのを恐れるのはなぜだろうか。…