みなさん、こんにちは。 2023年4月、5月に行った活動の一部をご紹介します。 <2023年4月> ●「JICA事業 成果報告会&現場視察」に参加しました。(2023年4月18日) 大阪NPOセンター主催の「JICA事業 2022年度成果報告会&現場視察」に参加しました。 この数年、CHARMはこの事業運営支援講座を受講してきました。2022年度は「広報」についての運営支援を受けました。 今回の報告会は2022年度に事業運営支援講座を受けたCHARMスタッフが出席し、CHARMの広報活動における改善計画や実施内容を発表しました。 CHARM以外に大阪NPOセンターより事業運営支援を受けているその他の団体も活動内容を発表され、他団体の活動内容も知ることができました。とてもいい刺激を受けました。(担当スタッフ:POP) ●(タイ)Mahidol大学のPattaratida研修医師が来所されました。(2023年4月18日) 4月に大阪総合医療センターに短期研修で来日されたタイのMahidol大学のPattaratida研修医師がCHARMに来所されました。 CHARMの活動内容、日本における医療制度・HIV診療体制、外国人陽性者が置かれている状況について紹介しました。 日本と海外の医療制度やHIV診療体制が異なっているため、日本の制度がなかなか理解できなかったが、だいぶ理解できるようになったとのことでしたので、よかったです。(担当スタッフ:POP、青木、竹野) <2023年5月> ●大手前大学国際看護学部での外国人患者模擬研修を行いました。(2023年5月11日、18日) 5月に2週にわたって大手前大学国際看護学部での外国人患者模擬研修に、外国人模擬患者役の方を引率して参加しました。 日本語が話せない、英語を話す患者役を集めてほしいと依頼されたのは1か月ほど前。心当たりの方は既に予定が決まっている方が多く、患者役探しにとても苦労しました。 また、コロナ感染や体調不良で直前に患者役の変更もあり、コーディネーターとしては冷や汗の連続でした。 ボランティア希望者、他団体紹介者、通訳紹介者など、フィリピン出身者3名、ブラジル/カナダ/スペイン/アメリカ合衆国/シンガポール出身者各1名が、演技力をいかんなく発揮してくださいました。それぞれが自分が患者、通訳者として医療の現場で体験したことを盛り込み、時には驚くような情熱をもって、時には冷静に学生と対峙されていました。 多くの患者役の意見は、わからなければもう一度言ってほしいと頼んだり、医師に確認しますと返事をすることが大切だということでした。 学生さん達が看護師になって外国人患者を迎えたときに、どのような態度で、どのようにコミュニケーションをとればよいのか考える一助になってくれることを期待しています。(担当スタッフ:庵原)
<報告>移住とHIVアジアフォーラムが開催されました。
これまでお知らせしましたが、11月23日(祝・水曜日) 15:00-18:00に「移住とHIV アジアフォーラム Asian Forum on HIV and Migration」を開催しました。 ベトナム、台湾、タイ、ミャンマー、インドネシア、韓国、日本で活動している7カ国のNGOのパネリストから 1.各国の移住HIV陽性者が継続診療につながるまでのステップ 2.各NGOがどのように移住HIV陽性者を支援しているのか の内容を紹介していただきました。 参加者のみなさんからもたくさんの質問をいただき、後半は質疑応答の時間となり、パネリストのみなさんからたくさんのお話が聞けました。 今後は支援団体同士での情報共有を継続することとなり、また今回のHIV医療情報を各NGOのHPに英語及びその国の言葉で掲載することになりました。 移住HIV陽性者が安心して海外生活を送れるように今後もサポートしていきたいと思います。 情報掲載ができましたら、またお知らせします。 <報告>移住とHIVアジアフォーラム 全体 51名 参加国:日本を含む7カ国 ・参加者 37名 ・パネリスト 7名 ・スタッフ 7名 ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。今後ともCHARMの活動へのご参加、ご支援、よろしくお願いします。
「Social Connection・つながり」2021年2月開催のご報告
みなさん、こんにちは。 毎月、第2土曜日に「Social Connection・つながり」を開催しています。 2月は13日に開催しました。開催の報告をさせていただきます。 第9回Social Connection-つながり- 日時:2021年2月13日(第2土曜日)15:00-16:30 トピック:「他人に迷惑をかけてはいけない?迷惑は当たり前?」 参加人数:15 名 ◆話題提供 ・お店でフィリピン料理を作る仕事をしている。 ・学校の中だけ母語支援の一環で、通訳と翻訳の仕事もする。 ・フィリピン人はとてもフレンドリーなので、悪気がないけど名前や電話番号をすぐにきくのが普通。だけど日本では距離がある。 ・誰かを助けようと思ったら自分のコネクションを使って助けることが出来るけど、学校の中ではそれを使うことができない。 ・日本はマナーがありすぎて、壁があり、助けたいのに助けられないことがある。 ・フィリピン人は裏がない。日本人との付き合いの中では表面と裏では考えが違う人がいるので、すごく気を使う。 ・ある時お土産をもらった時に、もらうだけじゃなく自分もお返しをしなければならない、と言われた。フォリピンでは「あげる」と言ったらあげるだけで、見返りは求められない。 ・フィエスタではご馳走を用意して、みんなに振る舞う。誰に対してでも。自分に余裕があるのであげられる。 ・フィリピンではお客さんは自分の家族のようにもてなす=ホスピタリティ。 ・日本では親戚ですら、気を使わなければならない時がある。相手との距離を感じる。 ・近くに住んでいる人でも知らない人がいる。お互いに知り合っていれば、何かあった時に助け合うことが出来ると思う。 ・日本で感じる人との距離や壁がなくなればいいなと思う。 ◆参加者の感想 【1】外国出身参加者Bさん ・長く日本に住んでいると、だんだん日本人のことがわかるようになる。 ・フィリピン人のミサに行くと、自分はフィリピン人じゃないけど招いてくれる。自分の国もクリスチャンなのでよく似ていると思った。 ・フィリピン人は家族を大事にすると聞いた。直接の家族だけでなく親戚も含まれるので家族というものが大きい。 ・自分の国もあげる時にはあげるし、何も返さなくていいと思っている。じぶんの国も貧しい人が多いし、返すことはできない。 ・でも日本のようにお返しをするのは良いことだと思う。 ・司会:何か困った時や助けが必要な時に難しいと感じたことないか?→半額のパンを多めに買って、ホームレスの人々にあげることがあるけど、もらわない人もいた。最初はびっくりしたけど、プライドがあると思う。声をかけると喜んでくれているように思う。人それぞれだなと思う。 【2】外国出身参加者Cさん ・タイとフィリピンが似ていること上がる。政府が頼りないのでみんなで助け合うしかない。 ・小乗仏教なので、寄付やお布施をする習慣があるので、困った人は放っておかない。見返りを求めずに助ける。というのは小さいころから教えられている。 ・今回のコロナで仕事がなくなって困っている人がいる。お金に余裕のあるひとはお金のない人のためのチケットを購入し、お金のない人が来た時に無料で食事を食べることが出来る。 ・最初に日本に来たとき新幹線の自由席で、混んでいたので立っている人の荷物を持ってあげようとした時、拒否された。今であればその人が拒否した理由もわかるが、そのような違いを知ることも外国人は必要である。
「Social Connection・つながり」2021年1月開催のご報告
みなさん、こんにちは。 毎月、第2土曜日に「Social Connection・つながり」を開催しています。 1月は9日に開催しました。開催の報告をさせていただきます。 第8回Social Connection-つながり- 日時:2021年1月9日(第2土曜日)15:00-16:30 トピック:「男らしさ・女らしさ・〜らしさ」 参加人数:11 名 ◆話題提供 ・あるネットで見た記事。その人は「女はこうあるべき」と差別を受けている人を見て、女性を支援しているうちに男性を打ち負かすことに喜びを覚えていることに気づいた。 ・〜らしさ、〜のくせに、という気持ちは誰にでもあるのではないか。自分にもある。 ・自分がゲイであることは、自分でも受け入れ難かった。周囲の人はなおさらそうではないか。 ・自分が周囲とは異質なものであると感じていた。小さい時から「男らしく」「男のくせに」「男はこういうものだ」という言葉を言われ続けてきた。 ・「らしさ」という言葉は、女性だけ、ゲイだけという特定の人のものではない。自分を何かの枠に当てはめるようなもの。 ・考え方の違い。お互いの意見をぶつけ合うことも大事ではないだろうか。 ・今はネットで自分と同じ考えの仲間を見つけることも簡単。違いがあればすぐに関係を切ることもできてしまう。 ・アメリカでは日本でいるよりも自分のことを話しやすい。アメリカはいろんな人種が集まっているのでお互いにわかってほしいという気持ちがあるからかもしれない。 ・司会:日本ではマイノリティは少ないか?見えてないか? →見えてないのではないか。マイノリティであることを言わないでいる方が良いこともある、と考えている人も多い。 ・家族にはカミングアウトしていないが、言っても理解してもらえるかどうかわからない。理解してもらえる保証もない。 ・司会:家族に言えないのは「らしさ」ということがあるのが理由だろうか →日本では「普通は〜」と言われることが多い。 ・アメリカで結婚するときは、あまりにも周囲が当たり前のように受け入れるので、びっくりして逆に居心地が悪い感じがした。どう思われているんだろう、と気になった。 ・今は人の目が気にならなくなった。日本では「じっと見られてる」感じがある。服装一つにしても「だらしがない」と言われるような。 ・司会:日本は「こうあらねばならない」というのが強いのかな? ・自分は40代なので、年配の人からは「結婚もせず何をしているんだ」というように、フラフラしているように見られていた。 ・「しっかりしたい」と思っている。40代らしく、と思ってしまう。なので自分の中にも「らしく」というのはあるし、評価してしまっている。 ・トランプに熱くなる人は「アメリカ人らしさが壊れてしまっている」と思うのではないか。日本でも移民を受け入れないのは、同じような感情があるからではないか。 ・「自分らしく」生きたいがために、それに苦しめられている。 ・司会:自分らしく生きたいということを実現するために、アメリカに移住したということ? ・そうかもしれない。 ・自分がアジア人であることをにほんでは感じなかったけど、アメリカでは嫌でも感じる。それによって嫌な思いもあったが、人に優しくなろうと思った。 ◆参加者の感想 ・日本では「あらねばならない」というのが強いと聞いたが、どうやってそれが形成されたのかと考えた。学校教育とテレビの影響が大きいのでは。表面上では「平等に」ということを言っているが、学校の先生が「男はそんなことするな」「理系に行くなら女を捨てろ」というような表現のメッセージを受け取り続けてしまう。テレビでは同性愛をテーマとしヘテロと思った人がゲイであってビックリした、というような内容で面白おかしく扱われる。 ・同性愛については「茶化す」ことはするけど、ちゃんと扱ってはくれない。アメリカでは男女とそうではない人がいるということを教えている。LGBTについても触れる。差別は許さないという張り紙もある。自分のセクシャリティをオープンにしている。 ・「くせに」という言葉に苦しんでいるように感じた。「くせに」は他人につけられる名札のようなもの。ここで課題となるのは「自己受容」ではないか。自分が自分を受け入れられるようになれば、周りが受け入れなくても、周りを変えていく力になるのではないか。私が日本に行った時に感じることは似ている。言ってることがわからない、自分の主張が伝えられないというのがある。 ・小さい頃、ランドセルは男は黒。女は赤。男子が先、女子が後、ということに「なんで?」と少しは思ったけど、そんなものかと思った。それが未だにその状況が続いていることがびっくりした。日本ではぶつかり合いがない、というのはそうだと思う。嫌われるのではないか、相手がどう思うか、ということを考えるので言いたいことが言えない。喧嘩してもぶつかり合っても良いじゃないかと思うが。そうすることで理解し合うことができるようになるのではないか、と思う。 ・日本は意見が違うことを出し合うのを恐れるのはなぜだろうか。…
「Social Connection・つながり」2020年12月開催のご報告
みなさん、こんにちは。 毎月、第2土曜日に「Social Connection・つながり」を開催しています。 12月は12日に開催しました。開催報告をいたします。 第7回Social Connection-つながり- 日時:2020年12月12日(第2土曜日)15:00-16:30 トピック:「男・女・そのあいだ」 参加人数:11 名 ◆話題提供 ・力仕事の場所で女性として働いた時、事務的なことしかさせてもらえなかった。女性だからこれをやりなさい、というような扱いだった。 ・男性として働いた時は、女性として働いた時の扱いが全然違った。これが男性社会なのか?と思った。女性スタッフが仕事を始めた時、女性への対応が顕著に変わるのを見た。自分もそうやって扱われていたのか、ということが違う角度で見えた。 ・女性がそのようにして扱われることについて、「もっと違うこともできるかもしれないのに、女性の権利をどう考えているのか」と思ったが、その女性は相手から言われることを容認していた。 ・トランスジェンダーとして男の性に変わったが、女性として生まれてきた自分も大切にしたいと思っている。 ・男になっていきたいと思ってきたけど、男性と思われている、ということについてあまり意識がない。女性と話す時にどちらかと言えば同性として話をしているような感じがする。 ・いろんなセクシャリティーの方と、性について話をした時に、いろんな考え方があるのだということに気づいたりすることがある。 ・自分の発見→女性の権利を大切にしたい、と言う自分がいることに気づいた。 ・男女平等と言っても、平等な社会じゃない。 ・どうやっていきていきたいか。女性男性の枠に当てはめて考えることはしていないが、社会にある性差を敏感に感じていきてきた。 ◆質疑応答&参加者コメント ・今聞いた話は、自分の経験と近い。大学2年に性転換した。女性として見られてきたこと、男性として見られることがすごく違うことを感じてきた。 ・男女の傾向はあるが、個人の差であるにも関わらず、それが決めつけられていることが間違い。自分はF-to-M(女性から男性へ性転換した)で男性として生活している。男性か女性かわからない人と接していると周りは逆に気になる。自分もそうだった。 ・ゲイである。これまで力仕事をしてきた。職場では、女性は体も小さく力も弱いので、助けたり守る必要があるという考えがある。 ・女性だからこそ、細かいところに気がつくということもある。得意不得意。性についてはあまり意識していない。 ・セクシャリティについてどうして普通に生まれなかったか、家族の中で異質な存在という認識だった。日本の家族や友人にはセクシャリティは話せない。女性は理解してくれるが、男性の場合自分が性的対象として見られるのを嫌がる。男、女、と生きるのではなく自分として生きるのが良いのではないか。ただし、世間は男女でみる ・色々な気持ちを伝えてくださって感謝します。何を言ってるか、こんがらがってきたと言ってたけど、簡単に答えが出ないことに向き合っておられることが素晴らしいと思った。 ・カミングアウトをしたのは40代だった。48までクローズ。ヘテロとして生きてきた。海外で手術をしてきた友人もいる。話題提供者の自分を築き上げていくためのプロセスと苦労は本当に大変だと思う。 ・女性としていきている。いきづらさを感じることがある。男性に発言をすると、女性は従っていればいい、と言われたことがある。女性だからこうしろ、と言われるのが嫌。それがきっかけで色々考えるようになった。女性は男性に従わないといけない社会に違和感がある。じぶんの納得のいく形で生きられたら良いなと思う。 ・男に対しては「男のくせに」という決めつけ。男は結婚して家庭を持つべきという親の考え。セクシャリティについては黙っていることが親孝行だと思った。母親と同じ世代の人に相談した時、自分が親だったら言って欲しかったという人もいる。 →親へのカミングアウトはどうしたか? ・親へのカミングアウトはセクシュアルのみではなく、他のことでも難しい。(母親)親として子どもが健康に生きてくれればいい、突っ張って一人で何もかも決めないでほしい。(父親)男性ホルモンが注射できる状態のときに父親に話した。これまで子どもが悩んでいたことを知らなかったことが情けないと感じ、号泣。親として子どもをサポートしたい、一緒に考えようとのこと。うれしかったが、悲しませたことも拭いきれなかった。父親は娘から息子に生まれ変わったから、それでいい。 友人の中にカミングアウトすることで、縁が切れた人もいるが、自分はそうではなかった。 ・拒絶されることを考えると、カミングアウトはとても勇気がいる。パートナーからも応援されている(近くに味方がいる)から、自分の家族にカミングアウトしようかと考えているが、とても悩んでいる。今日の話で勇気をもらった。 ・性別に違和感がある人はたくさんいるはず。カウンセリング、医師の診断、注射、戸籍変更まではとても長い道のり。踏み出せる人とそうではない人がたくさんいる。 ・ご両親のお話の部分のみしか聞けなかったが、お父さんのお話にとても感動した。住んでいる海外では男らしく、女らしく生きていかないといけないという風潮がある。 宗教上の問題もあり、性に違和感がある人のためのコミュニティがあり、対象の子はコミュニティに入ることになる。 ・日本でも最近はLGBTが広く知られるようになったが、まだ男性、女性という枠にハマらないといけない風潮がある。教育がそのようになっている。これから変わっていけばいいが。 ・こんがらがっている部分もあるが、今日話された方々のお話、それぞれの性のあり方、男女のくくりで苦しめられている人がたくさんいると感じた。これまで感じたことをもっと落とし込んでいきたい、男女も大切にしつつ、伝えていきたい。 ・同じ思いを持っている人と感じていることも共有でき、出会えてよかった。…
「Social Connection・つながり」11月開催のご報告
みなさん、こんにちは。 毎月、第2土曜日に「Social Connection・つながり」を開催しています。 11月は14日に開催しました。その内容を簡単にご紹介します。 第6回Social Connection-つながり-報告 日時:2020年11月14日(第2土曜日)15:00-16:30 トピック:「移民から見たドイツ〜暮らし、制度、国民性」 参加者:14名 ◆話題提供「ドイツに暮らすフィリピンママ」 ・日本からフィリピンへそしてドイツへ ・フィリピンから海外に出国者対象の政府主催「出国前オリエンテーション」 ・ドイツ政府が移民に保障する「ドイツ社会への導入コース」 a)ドイツ語の学習 600時間 b)歴史、政治の制度、文化、市民の責任と権利、社会の価値観など 60時間 費用は補助が得られる。無料で参加することも可能。 ・保健・健康システム a) 医療保険 皆保険 公的保険、民間保険のいずれか b) どれだけ予防行動をしているかによって保険料が減額 例)歯科 c) ホームドクター、地域の医療機関、専門機関の棲み分けがはっきりしている d) 日本=医療費高い、ドイツ=医療費は高くない ・出産・子育てへの支援 a) 母子手帳に出産前受診券10回分がついているところは日本と同じ b) 出産前の「パパママ教室」の指導から出産後の股関節運動や赤ちゃんマッサージまで助産師が指導する。費用は保険がカバーする。 c) 産休 出産前6週間、出産後8週間。給料は保障されている。 育休 12-14週間、給料の65-100%保障される。金額は収入による。 ・小学校前の子どものケアー 幼稚園、保育園の他に個人で子どもを預かるシステムもある。全て補助あり。 ・小学校入学 大きなお祝い。子どもは文具やおもちゃの入った筒をもらう。家族親戚で祝福する。 ・性教育 豊かな性教育を実施している。学校のトイレの中にHIVのポスターが貼ってある。 ・移民が直面する課題 家/アパートを借りる、就職、書類の手続き →これは日本と同じ ・お隣さんとの緊張関係 ゴミの出し方、夜の音、食べ物の匂い、友達を作る →これも日本と同じ…
「Social Connection・つながり」10月の報告

※2020年11月14日の第6回SocialConnection・つながりのご案内こちらをクリックしてください。※ みなさん、こんにちは。 毎月、第2土曜日に「Social Connection・つながり」を開催しています。 10月は10日に開催しました。その内容を簡単にご紹介します。 第5回Social Connection-つながり-報告(要約) 日時:2020年10月10日(土曜日) 15:00-16:30 参加:12名 トピック:COVID-19 トンネルの中からピンチをチャンスに! コロナ感染症による緊急事態宣言、自粛の時期を経験してこの半年で感じたこと。 ●自分の生活の変化 ・自分のことを静かに考えられるようになり、在宅で仕事ができるようになって、人間関係のストレスなし。効率よし。 ・オンラインミーティングで必要な人に会える、距離の離れた人ともつながることができた。 ・第1波で自分の感染が心配だったが、今は心身とも普通に戻って最近では出かけたり、イベントに参加することで少し気分が晴れる。 ・基礎疾患を抱えている周りの人たちが、どなたも感染していないのはみなが慎重に行動しているからのではないかと思う。 ・政府への怒りがある。甘い対応で済ませたせいで、今日のような状態になった。もっと専門家の意見を聞くべき。 ・ドイツに住んで一番びっくりしたのはCOVID-19を信じない人がいたこと。また自分には関係ないと思っている”Indifference”、関心がない人がいること。他の人が経験していることは関係ないのではなく、自分にも関係があることを、どのように子どもに伝えたら良いかを考えている。 ・感染症の予防は大切だが、感染を自分のことと捉える、感染した人への思いやり、自分とどうつながっているのかが十分にできていない。 ●医療現場と政府の政策 ・医療現場は何も変わらない。むしろコロナの政策に関わり忙しくなっている。 ・日本は保健所が(結核対策として)1990年代に結核が増加した時に制御に成功したことで今回のコロナでもそのシステムを使ったことで3-4月は収まっていた。その後は対応不可能となり保健所を超えた公衆衛生の体制が必要であることが明らかになった。アメリカのCDCのような機関が必要。 ・コロナを契機に政府は、デジタル化を前に進めようとしている。マイナンバーと健康保険証を一緒にしようとしている。個人情報を自己管理できるといういい面もあるが、追跡されるのは嫌。個人のプライバシーと人権をどのように守れるのかが課題。 ●社会の課題 ・日本では、全体的にはマスクや三密を避けるということに従っているが、第2波になってからは、若者は感染しても重症化しないという考えがあり、若者の中に対策に協力しない人が多い。感染者が出た場合、その人に対する思いやりや想像力がかけている。ドイツのindifference、「自分には関係ない」という感覚と同じ。 ・国際交流協会で外国人向けの電話相談で、外国人のコロナの症状についての確認で保健所の専用ダイヤルに電話しても全然通じなかった。病院に電話しても熱があったら来ないでと言われたという相談も多かった。今は落ち着いていて、保健所の専用ダイヤルもつながるようになった。 ・介護の仕事でも自分が感染しないように気をつけている。都会ではないから、感染者が少なくとても気を遣っている。医療従事者が外食など感染リスクのある行動をした場合に罰を与えると言う職場があるとのこと。介護現場や感染者がいない地域は感染者を出さないようにピリピリしている。 ※第1~3回の開催は本プログラムをプレ開催となります。 ◆第6回Social Connection-つながり-の予定 ・日時:2020年11月14日(土曜日) 15:00-16:30 (第2土曜日定例) ・テーマ:移民から見たドイツ ~暮らし、制度、国民性~ ・話題提供者:ニコール・コマファイ ハンブルグ在住、元CHARMスタッフ シリアからの難民を200万人受け入れたドイツ。そのドイツで移民として暮らすニコールさんが感じたドイツ社会との出会いを話していただきます。日本社会について移民の視点から考える機会。ぜひご参加ください。 ※CHARMER*、CHARMERの紹介がある方、当プログラムに参加した方もご参加いただけます。…